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ただの不器用ではありません 発達性協調運動障害です

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話し方もしっかりしていて、騒々しく動くような気になる行動もなく

周りの子たちともちゃんと仲良く馴染んでいるのに

朝、園に到着してからのお着替えに一人だけ時間がかかったり

ハサミやのりを使うことがとても苦手だったりする子がいます。

毎年、1人くらいは入園してくるような気もしますが

「ちょっと不器用な子だなぁ・・・着替えは早めに声をかけようかな」と考えてしまいます。

幼稚園や保育園の先生方なら、そんな経験はいっぱいあるでしょう。

もしかしたら、その子はただの不器用ではなく『発達性協調運動障害』かも・・・

発達性協調運動障害は、どんな障害なの?

知的発達に遅れもなく、明らかな脳障害や神経・筋肉の障害はなく、言語性知能は優れているものの

学校や家庭内で生活に支障がでるほどの不器用さが現れるのが

発達性協調運動障害です。

発達性協調運動障害を説明する時に、よく使われる言葉が「失行」と「失認」です。

失行・・・運動可能であるにも関わらず、合理的な運動ができない状態

失認・・・視覚・聴覚・触覚などの感覚を介して対象物を認知することができない状態

たとえば「縄跳び」、その場でジャンプだけならできる。縄を回すことはできる。でも2つを同時にはできない。またボールを投げられ、飛んでくるボールを目で確認もできる、でも「見る」と「キャッチ」することを同時には難しい。

「失行」と「失認」のどちらかが該当する行動が多く見られます。

 

高次脳機能障害と似ている?

この発達性協調性運動障害は、高次脳機能障害にもよく似ている部分もあります。

高次脳機能障害は、交通事故などで頭を打ち、陥ることもある障害です。例えば、カレーを作ろうと思い、買い物に行きお肉やジャガイモ、人参など必要な材料を買うことも、カレーにはどんな材料が必要なのかも分かるのですが

いざ台所に立つと、昔は作れていたのにカレーを作る順序が全くわからず、作ることができないという例もあります。

一つひとつはできるのに、すべてを連動させた行動が難しいという点では、発達性協調運動障害と高次脳機能障害の共通点と言えます。

 

幼児時期には?

乳幼児期の行動にも注意が必要です。ほかの子よりも発達が少し遅れているからといって、すべて発達性協調運動障害とは限りませんが、「ハイハイ」のような這う行動も、手足を連動させた行動になりますので、発達性協調運動障害がある子には上手くハイハイができないことがあります。

あまりにもハイハイなどの行動ができないと感じた時には、定期検診で相談されたり、早めに対応するためにも専門機関へ相談されるとよいでしょう。

 

発達性協調運動障害の対応方法は?

発達性協調運動障害は、しっかりと訓練を行い、成長するにつれて目立たなくなるケースもあります。

しっかりと行動観察を行い、どんなことが苦手なのか、不器用なのかを見極め、どの障害でもそうですが、早めに療育・訓練を行うことが大切です。

 

発達性協調運動障害の有名人

これは有名な話かもしれませんが、この発達性協調運動障害を公表した俳優が

「ハリー・ポッター」シリーズで主演を演じてきたダニエル・ラドクリフです。

インタビューでも答えており、靴紐を結ぶことができないとのこと。

でも、演技もしっかりとでき、魔法の杖もブンブン振り回していたので、ホグワーツでは不器用な姿は見られませんでしたね。ですので、発達性協調運動障害を悲観するよりも、まずは出来ること、克服できることを見つけてあげることが大切なんでしょうね。

 

 

 

 

 

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