二次障害とは 原因と予防

私も個人的に障がいある方と話したり、事例を知ることが多くあります。

発達障がいがあり、一般企業や工場で働いていても、仕事が遅いと毎日罵られ、自宅から出られなくなり引きこもりになった。

美容師になった聴覚障がい者が、職場内でのコミュニケーションが上手くいかず、技術指導も行われず、そのまま退職となり、気持ちが落ち込んでしまい再就職が難しくなった。

障がいがあることにより、周りからの評価が低く、それにともない自己評価も低くなり、その状態が続くと「うつ病」のような精神状態となりことがあります。

これが二次障害です

上記の2つの事例は成人の方を例に出しましたが、子どもたちの中でも二次障害は起こりうることです。

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二次障害の原因

二次障害の一番の原因は「障がいに対する無関心」です。

例えば

  1. 我が子に発達障がいがあっても認めない。
  2. 障がいに対して療育を行わず放置
  3. 社会の中で困難にあたる
  4. 対人恐怖症や自己嫌悪となる
  5. うつ病や引きこもりのような二次障害が起こる

特に軽度の発達障害の子に多いようです。

すべてのことが難しく、できないのではなく、ある1つのことができないという状況が、「まじめではない」「なぜ努力しようとしない」などの周りからの評価になっています。

そこから徐々に「自分がダメ人間」なんだとの自己嫌悪になる状況があります。

 

二次障害を予防する

二次障害を予防するには、二次障害の原因の中の一番最初にある「障がいに対する無関心」。

その無関心を解消させることが一番の予防策だと思います。

無関心=存在を認めないこと

存在が認められない=アイデンティティの崩壊

障がいがあろうとなかろうと、差別=無関心という図式が成り立つと思います。

 

障害児の場合ですと、発達障害だろうと、身体障害、知的障害だろうと、まずはその障害が我が子にあるということを認めてください。

最初は苦悩されると思いますが、その苦悩は認めなければ解消されません。

 

 

 

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