「早くおむつを外したい」身辺自立の指導の難しさ

障害があっても、障害がなくても、子育てをしている保護者の方々から一番多く質問される内容が【身辺自立】について。

身辺自立といっても、一つひとつの行動を上げると多岐にわたりますが、相談内容で多いのが

着替え食事排泄の3つ

保護者の皆さんや私も含めてそうですが、「自転車に初めて乗れた時」「掛け算の九九を覚え方」などは自分の経験を話すことはできますが

「どうやって自分で着替えられるようになった?」「いつトイレで排泄できるようになった?」など身辺自立ができた時のことなんて覚えてもいませんので、「こうやったら出来るよ」と子どもに教えることが、なかなか難しいんですよね。

しかも、自分が排泄の時はどんな事に注意してるかなんて、あまり気にもせずにやっていますからね。

では、子どもに教える時には、どんな事に注意しながら教えると良いのでしょうか。

身辺自立の大きな壁「排泄」

排泄の教える時のポイント

最近は「おむつ外し」を幼稚園や保育園にまかせてしまう保護者の方も多くなりました。
日中は園でトイレトレーニングを行い、自宅ではおむつ生活をしてしまう。

これだとあまり意味がありません。

園にお願いするのであれば、保護者自身もしっかりとトイレトレーニングを行うべきです。
あくまでも保育園や幼稚園は「子育てを支援する場所」であり、その子の育児をメインで行う場所ではありません。
子育ての中心は保護者と我が子が一緒に生活をする場です。

トイレトレーニングを行う時のポイントをいくつかお伝えします。

①信じること

まず、一番大切なことは「この子はできると信じること」

おむつが外れるタイミングは、個人差があります
同じ月齢のあの子はできたのに、うちの子はできていないと落胆せずに
うちの子もできると信じ、しっかりトイレトレーニングを一緒に行いましょう。

②おむつが少しでも汚れたら、すぐに取り替える

おむつの製造メーカーの方々の研究の成果ですが、昔のおむつと比べると、最近のおむつは吸収率も吸水量も増え
一回ぐらいのおしっこだと、子どもたちもあまり気持ち悪がりません。

しかし、この「気持ち悪い」と感じることが、トイレトレーニングには重要なんです。
【おむつに出したら、気持ち悪い⇒気持ち悪くなる前に、トイレに行かなくちゃ】という気持ちが芽生えます。

おむつをどんどん取り替えると、もったいないと思う気持ちもわかりますが、ちょとでも気持ち悪いということを我が子に伝えるためにも
少しでも濡れたり、汚れたりした時にはすぐに取り替えましょう。

最近、『布おむつ』を使用する保護者の方もいるようですね。布おむつは、子どもたちも出してしまうと、すぐに気持ち悪いと感じますので
布おむつは洗濯など大変ですが、トイレへの移行がとても簡単です。

スポンサーリンク
おすすめの記事