反応性愛着障害(RAD)とは? 行動障害の1つで 現代ではその数も増えている

投稿日:2015年4月5日 更新日:

反応性愛着障害(Reacitve Attachment Disorder)は

保護者との関係の歪みに基づく子どもの行動障害のひとつで、DSMの障害分類です。

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反応性愛着障害とは?

あなたも聞いたことがあると思います

「虐待を受けた子は、自分の子にも虐待をする」

これは反応性愛着障害を持ったまま、大人になり我が子にも、同じような行動を繰り返してしまう事例が多くあるからです。

愛着障害では、長期にわたり保護者から虐待やネグレクトを受け、愛着(アタッチメント)を正常な方向に向けることができず、対人関係を構築する力が未発達なために引き起こされる行動障害の1つです。

反応性愛着障害は、乳幼児(5歳まで)に該当するものであり、成人には該当しません。

 

どのような反応を見せるのか?

反応性愛着障害でのパターンとして、抑制型と脱抑制型があります。

抑制型

抑制型は、甘えたいけど素直に甘えられない。抱っこしてほしいけど、「抱っこして」といえない。気持ちを抑制し、保護者に対しても警戒心を強く持ってしまい、変に目を合わせない、素直に関わりたいけど怒らせるような行動をしてしまうというような矛盾した行動を見せます。

脱抑制型

脱抑制型は、初めて会うような人に馴れ馴れしく、どんな相手に対しても過度の社交性を見せます。自分と相手とのパーソナル・スペースを上手く見定めることができない。

※反応性愛着障害を2つのパターンで表すのはDSM(The Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders「精神障害の分類と診断の手引き」)であり、ICD(「精神および行動の障害」診断カテゴリ・リスト)では抑制型と脱抑制型は単独のものとして扱っています。

 

その要因に関係するものは?

虐待やネグレクトを上記で例として出しましたが、その他にも保護者が頻繁に変わる(父親が離婚と再婚を繰り返し、母親が頻繁に変わるなど)。または子どもの身体的欲求を無視し続ける(ネグレクトも該当します)

反応性愛着障害は、子どもの環境の内容次第で如何ようにも現れます。特に現代では生活スタイルも多種多様に存在し、昔ように祖父祖母と一緒に暮らすことも少なく、常時子どもへ一貫した愛情を示してくれる存在が1人でもいると違ってくるのでしょうが、今の時代には難しいのかもしれません。

反応性愛着障害の治療と対処法は?

反応性愛着障害の治療や対処方法は、ある意味、また環境に変化を与えてしまうのですが、長期的に正しい家庭環境へ子どもを入れるということです。そうすることにより長い時間をかけて、愛情を少しづつ丁寧に子どもの中に充実させていくことで、大幅に改善されていきます。

または、虐待やネグレクトを行う保護者に対しての指導や治療です。要因となっている保護者に対して指導を行うことで、子どもへのより良い環境を作り上げていくことも対処法の1つです。

 

保護者が子どもに対しての愛情の向け方を、もう一度振り返る必要があるかもしれません。

しかし、保護者もちゃんと自分の行動を第3者(幼稚園保育園の先生、近所の方、友人)に見てもらうこと、そして過度な子育てを指摘された場合は自分を振り返ることが大切です。

我が子を殴る・蹴るなど、「躾(しつけ)」の名のもとに過度な罰を与え、誰かに指摘されても「これがうちの指導方法なんで」と余計に反発される方もいます。

難しいかとは思いますが、保護者もしっかりと自分自身を律し、親としての自分自身を躾けることも考えてみてください。

 

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