毎日と言っていいほど、保育園や幼稚園で起こるのが「子どもたちのケンカ」です。
先生方も「ケンカは悪いこと」「相手が痛がることや嫌なことはしない」と子ども達に指導することもあるでしょう。
ケンカを通して、子どもたちは社会性や人との関わり方を、小さいながらも学んでいき
少しづつ我慢する力やケンカをせずに自分たちで解決する力を身につけていきます。
その力を身につけるためには、大人の介入は最小限にすべきだと私は思います。
しかし、発達障害があるような子ども達はどうなのでしょうか?
発達障害児の特性を理解してあげる
発達障害で衝動性優勢型がある子どもでは、我慢ができなかったり、カッとなるといいますか、本人でも心のブレーキがかからない時があります。
そうなると、お友達が持っている絵本やおもちゃを突然とってしまったり、「バカ」などの悪い言葉をすぐに言ったり、少しでも嫌な事をされたらすぐに叩いてしまうということになりやすいです。
しかも、そのまま叩く事がエスカレートし、噛み付いてしまったりすると怪我にもつながります。
これまでにそのような行動があった子どもには、先生のような大人がすぐに介入して、しっかりと目を向け、注意する必要があります。
そして、障害の程度にもよりますが、ケンカ(暴力)を注意する時には繰り返し伝えたり、絵(カード)を使って注意をしたりと、その子に合わせた注意をすることが大切です。
発達障害だけではなく
発達障害の子には、しっかりと目を向けましょうと書きましたが、何もすぐに手を出してしまうのは障害がある子ばかりではありません。
家庭環境(親がすぐに手を出してしまうなど)や性格にもよりますが、健常の子でもあります。
子どもたちの暴力行為に関しては、どこの園もそうだと思いますが、やってはいけないことのトップ3には必ず入ることだと思いますので、先生方もそこは頑として注意をするようにしましょう。