アスペルガーの子どもが学校での困ったこと

みなさんは、小学校時代どんな思い出がありますか?

 

クラスの仲間と力を合わせて頑張る運動会、昼休みにたくさんの友達と運動場で遊ぶ、色々な事を学べる授業・・・etc

 

たくさんの楽しい思い出がありますよね?

 

しかし、全ての人に楽しい思い出が残るものではありません。

 

アスペルガー症候群の子どもが普通小学校に進学した場合、アスペルガー症候群の子どもたちは、学校生活の流れや決まりに素直に従うことが難しいのです。

 

例えば、<休み時間に友達と自由に遊ぶ

これはたくさんの方が経験した楽しい経験ではないでしょうか?

 

ですが、アスペルガー症候群の子どもにとって何も予定のない自由な時間に、何の指示もされずに“自由に遊んでおいで”と放り出されても自由時間に同級生とうまくやっていくにはどうしたらいいのか、さっぱり分からないのです。

 

特に、チームとは何か?仲間とは何か?といった

 

ほとんどの子どもには何でもない社会的概念やいろいろな遊びのことがほとんどよく分かりません。
そのために、遊びの中でのルールを無視したり、チームという概念が理解できずに遊びが遊びと成立しないため仲間外れにされたり、からかわれたりして心を痛めてしまうことも少なくありません。

 

 

また更に、教室で授業を受ける時もアスペルガー症候群の子どもならではの困難もあります。

 
特に注意・集中・自己管理に関して苦労する事が多いかもしれません。
一般的に授業を受ける時の態度として、授業中は自分の席に座り、先生の話している事を注意深く聞くということだと思います。
アスペルガー症候群の子どもは、集中する、注意を払う、何かに専念するといった注意に関するスキルが大事になってくると、アスペルガー症候群の子どもには矛盾した様子がみられます。

 

自分が特別な興味を持っていることや活動、大好きなテレビゲームなどには、何時間も夢中になって取り組む“注意の過集中”がみられる一方で、注意を集中したり注意を向けたりできないのではないかと思える時があります。

 

ほかのアスペルガー症候群に特有な特徴と同様に、現れ方が極端で“ほどよく中くらい”なことが少ないのです。

 
つまり、興味のある授業内容だと、先生にたくさん質問したり発言がみられ集中ができるけれど、興味のない授業内容だと全く先生の話が耳に入らず、更には他の興味のあるものに集中し過ぎて、席を立ってしまい、動き回ってしまうという離席に繋がるということも多々あります。

 
このような事が原因で、友達にいじめられてしまったり

また、先生に怒られてしまうという経験によって学校が嫌いにな場所になってしまうという考えに繋がってしまいます。

 
そうならないために、アスペルガー症候群の子を持つ親としてするべきことは、子どもにとって適切な学校を選んであげること、また教育者はアスペルガー症候群について確かな知識を身に着ける、そして更に勉強し学びを深める努力をする必要があるのではないでしょうか?

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