保育所と幼稚園 違いは何?

兄の子どもが3歳になった頃、「保育園と幼稚園はどっちに通わせるの?」と尋ねた時

「まだ3歳だし、保育園しか通えないじゃん」って言われました。
いやいや、そういうのもじゃないんですよ!

確かに私たち兄弟が通った保育園と幼稚園は、同じ事業所(お寺)が運営していましたので、2歳から保育園で4歳から自動的に幼稚園に通っていました。

ですので、4歳からしか幼稚園には通えないと思っていたようです。

兄と同じように保育園って何?幼稚園って何歳から?と思われている方もいるかもしれません。

今回は、保育園と幼稚園の違いについて紹介したいと思います。

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保育園と幼稚園の違い

保育園と幼稚園の数

就学前の子どもは教育・保育制度は幼稚園と保育園の二元的に進められています。

幼稚園の歴史は、1876年に現在のお茶の水女子大学の前身、東京女子師範学校に、初めて付属幼稚園が設置されたことから始まりました。

それから全国で13,043ヶ所(平成25年5月)にも増えました。

保育所は、昔から言われていますが【保育に欠ける児童】が通う施設です。

定かではありませんが、保護や救済のための託児所として、明治10年ごろから設置されていたと言われています。

全国では24,038ヶ所(平成25年4月)となりました。

保育園も幼稚園も児童数は約220万人ほどです。

 

保育園と幼稚園の違い

一番の違いは、まず監督官庁が違います。

  • 幼稚園:文部科学省
  • 保育園:厚生労働省

一般的に幼稚園はあくまでも集団生活を通して、教育を行う場です。保育園は先ほども書きましたが【保育に欠ける児童】が通うことを前提とされ、さまざまな家庭環境の中で共働き世帯が増え、また父親しかいない、母親しかいないなどの家庭も増えています。そんな中、小さい子を家庭内で保育することが難しいため、保育園が存在しています。

しかし、ここ最近。<保育に欠ける=保育園・保育所>というイメージはありませんね。

家の近くで、ご近所の評判が良ければ、幼稚園・保育園関係なく入園されていると思います。さまざまな家庭環境がある中で、【保育に欠ける】と一言でいっても、どこからが欠けるのかという線引が簡単にできるものではありません。

月額料の違い

幼稚園は公立・私立で月額料は大きく違います。公立は自治体より決められており、私立は金額を自由に決めています。

公立幼稚園は約2万円程度。私立幼稚園は約3万~4万円程度。こちらの金額は目安でしかありませんので、希望される幼稚園へ問い合わせれば、詳細の金額を教えてもらえると思います。

保育園は公立・私立問わず、保護者の所得税や市県民税の額で、自治体での規定があります。お住まいの地域役所のこども課や福祉課に尋ねると詳細を聞くことができます。

対象年齢の違い

保育園に関しては、対象年齢は0歳からでも通うことはできます。

幼稚園は、年少組と呼ばれる満3歳から入園することができます。一部の幼稚園では年少々組として2歳から入園することができるところもあるようです。また、公立幼稚園では満4歳からしか通えないところもあります。

 

大まかな違いについて書きましたが、【保育に欠ける】ことへの線引の難しさから、幼稚園も保育園も同じようなものとして考えている方も多くいると思いますが、私はそれでも構わないと考えています。

子どもを預けたいと思う保護者の方も、延長保育をしてくれる、完全給食、完全送迎などの条件で選ばれる方も多くいますので、その園の理念や考え方、また条件など選択すれば良いと思います。

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